推しと洋服と私。

オタクのひとりごと。

いつになれば。

ちょっと気持ちがまとまらないので、ここに吐き出そうと思います。

あとこの気持ちは忘れたくないし、誰かにこんな思いもしてほしくないし、させたくないので備忘録として書いておく。



あと4日後、1/10には私は名古屋に飛んでいる予定だった。

はじめて関西Jr.、はじめてAぇ! groupに会える。

そう思って1ヶ月間を過ごしてきた。

なにより自分の地元での公演。

情報局に入って4年近く、はじめての当選だった。

そして、2年以上ぶりの現場。

はじめて会うフォロワー。

何もかもが楽しみで、何を着ていこう?ネイルはどうしよう?髪色はどうしよう?そんなことばかり毎日考えていた。

(あと計算したけど、飛行機、ホテル、参戦服、ネイル、美容室、お土産代などもろもろ10万以上使ってた。こわっ)


不穏な空気が漂い始めたのは12月中旬。

米軍基地でのクラスター。

基地がない人には想像つかないと思うが、塀の中アメリカだ。

だから何人、という情報しかなく、その人たちがどのように生活し、どのように私たちと関わっているのかはわからない。


そして年末には変異株の市中感染、年が明け米軍関連で300人近く感染、そして3日には120人、225人、600人、980人と、今まで見たことのないスピードで広がった。


でも目の前にいるのは昼から缶チューハイ片手に騒いだり、マスクなしで集団ではしゃぐ観光客。

(もちろんしっかりマスクをしている観光客もいる。)


なんで?どうして?という言葉しか頭に浮かばなかった。



現実は受け入れ難いが、私はあんなに行きたかったあけおめのチケットを手放した。

というか、帰省する予定も全て手放した。

あけおめにいけないのはもちろんのこと、数年ぶりに会う予定の親にさえ会えないのだ。

ずっと昨日は泣いてたし、今日も母親に電話でコロナに対する暴言を吐きながら泣き喚いていた。

いつになれば私は、家族に、友達に、推しに会えるのか。

楽しみにしていた時間と、ワクワクしながらあけおめのためにと思い使ったお金は戻ってこない。


こんな状態だし仕方ないよね。

わかってる。

それは最悪だね。

わかってる。

沖縄大変だね。

わかってる。


どれもこれも私が1番わかってる。

だって私は当事者だから。

それはしんどいね〜、なんて軽くあしらわれるように言われるのが正直1番しんどい。

だってあなたはしんどくないじゃん!

しんどいのは私だよ!?

って、心が薄汚れてるから思っちゃう。

もちろんその人なりの気遣いだってことは

わかってるんだけどね。

気遣いの言葉選びって難しいよね。


現状、ここ数日、職場では毎日スタッフが誰かしらPCR検査を受けている状態です。

毎日誰かが濃厚接触になって、欠員が出ています。

ただの販売員の私でさえ、その対応に追われてまともに通常業務ができない状態になっています。

目の前にはマスクをしないお客様も来ます。

そのお客様にも真摯に対応しています。

もちろんまだ観光客だってきます。

色んな気持ちを抑えて笑顔で接客しています。

毎日いつかかるかもと思いながら生活しています。



これでもチケットを手放したのは、私の意思なんでしょうか?

こんな状態で、行くことを選べる人がいるんでしょうか?

「チケットを手放したのは、自分で選んだこと」

って言う人がいるけど、

本当にみんなそうでしょうか??

みんなみんな頑張って、張り裂けそうな思いでチケット手放したと思うよ。


応募すら出来なかった人もいるでしょう。

今回当たってても来れなかった人もいるでしょう。

そう言う時にかける言葉には想像力が必要だよなーって思う。

少なくとも私は今回そう思ったので、もし次に何かあった時、誰かに言葉をかけるなら今回のことを思い出すと思う。

そしてぜったいにまず「がんばったね。」って声をかけてあげたい。

そしたら素直に私は頑張ってチケット手放した。本当は嫌だった。しんどかったって言えるから。

オタク同士、優しくいられるといいな。

まあ私の大好きなフォロワーたちに関しては大丈夫なんだけど。




何を言ったって現実はどうにもならない。

でも、わかっててほしい。

これは、「沖縄にいるから」ではなく、

もうすぐみんなの身近にも起こりうることだっていうこと。


お願いだから、会場でフェイスシールドが配られるのであればしっかりしてほしい。

マスクも手洗いうがいも、してると思うけど今まで以上に徹底してほしい。

「私に限って大丈夫」じゃないので。

「私はうつらないよ!」じゃなくて、「私がうつしてしまうかも」のマインドでいてほしい。

オタクたち、頼むから感染対策はしっかりね。


さて、長々書いてきたけど、もうコロナはそこまで迫ってきていて、さながらゾンビ映画みたいに、周りがどんどん感染していくなか、取り残されていく主人公の気分ですが、とにかく言いたいのは、気遣いの言葉って一言で言っても難しいよね、ってことと、みんなゾンビにならないように気をつけてねっていうこと。


わたしは今心が荒んでいるから、心から「楽しんできてね!フォロワーたち!」なんて言えないけど、いつかコロナが落ち着いて、みんなに、Aぇに会える日が来たら、私が行けなかった2022年1月10日のことを教えてください。


それではみんな、「いってらっしゃい!」